アサシンクリード「ブラックフラッグ~リメイク版~のプレイ日記」第一弾。オリジナル版クリア済みなので比較もしています。アサシン教団&テンプル騎士団&第三文明人の覚書
ゲームをより楽しむために読んだ「本」は記事の最後で紹介しています
♦本記事はゲーム序盤の内容です。ネタバレ注意
主人公エドワード・ケンウェイがクズすぎて困る
発売前にオリジナル版をクリアしました…主人公クズすぎないかコレ。海賊の黄金時代はこのような人物でないと底辺からの脱却は無理だったのか、そのへんはまた後で。嫁と子どもを大事にするバエクさんが好きな筆者には衝撃の主人公でした
♦アサクリのプレイスタイルは前作序文に書いています

「クズ」と言っているのは家庭に向いていないのに「嫁を妊娠」させ「約束の期限」を過ぎても家に戻らずにいたから。戦闘能力は超一流…訓練なしでダブルアサシン(一度に二人始末)を操る姿がカッコイイ!
ストーリーはカリブ海周辺の地名がわからないと理解しにくいでしょう。今作の主な活動範囲をマップにしました。位置関係をザックリ把握するのにご利用ください
♦マップは「Gemini」で生成しています

ちなみに…映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』で筆者の好きなキャラはノリントン提督(一途な紳士)とバルボッサ(芝居がかった台詞が特徴の海賊)です。よろしくお願いします
ストーリー解説『ブラックフラッグ・リメイク』
プロローグ・アニムス
ここは現実には存在しません。あなたが見ているのは、過去の景色。あなたの過去です。遥か昔。あなたの先祖がここを訪れ、その記憶をあなたのDNAに刻み込みました。アニムス・エゴが遺伝子記憶の扉を開くことで、あなたは感じ、歩き回り、つながることが可能です。
ゲーム本編より
オリジナル版と異なり『ACシャドウズ』のような現代篇。とつぜん「イーグル」から「記憶の流れが改変されている」「痕跡をたどれ。また連絡する」「ようこそ…闇の中へ」と厨二病なセリフが流れ過去に向かう
♦「イーグル」…誰だろう

1715年6月 ボナビスタ岬
「富と栄光」を求めイングランドからカリブ海へ向かったエドワード・ケンウェイの物語。この時代「自由」とは勝ち取るものなのだ!
この時代=植民地時代のこと。黒人奴隷貿易も絡めたストーリーが展開される
カリブ海周辺で海賊をしていたケンウェイ。襲ったイギリス船にたまたまアサシンがのりこんでいて戦闘になりかけるも火薬庫が爆発。一同海へ投げ出される
♦運がいいのか悪いのか

【過去の回想】
嫁キャロライン・スコットとの思い出がたびたび登場。私掠船で働くというケンウェイに「お金なんて必要ない」というも彼の意志は固い
♦二人が暮らす部屋はかなり「質素」にみえます

キャロラインは「二年で帰ってきて」と夫に約束させる
私掠船:王や総督などの高官から免許状を与えられた船。民間を戦力に加え敵国のシーレーン(16世紀急速に発達した「海上」交通路)を破壊する目的がある。相手が敵国でなくなると私掠船乗りは仕事がなくなり海賊に転職するものが増えた(やっていることはほぼ同じ)
【アサシンと会合】
漂流し浜辺に寝そべるケンウェイ。戦闘中見かけたアサシン「ダンカン・ウォルポール」が流れ着く。怪我を負っているため「ハバナへ連れてってほしい。銀貨を渡すから」と取引をもちかけてきた。乗り気で近づくも騙し討ちされ…ダンカンの銃不発⇒襲撃失敗⇒逃走
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけ。怪我人相手の追いかけっこはケンウェイが勝利。ダンカンが持っていたキューブ&テンプル騎士団からの手紙に金の匂い!内容からお互い面識はないが衣装で判断できるとのことなので…
♦衣装を奪いなりすまします。くさそう(笑)

【海岸にはイギリス兵】
浜辺には海賊に襲われ難破した兵士たち。ハバナへ向かうという商人スティード・ボネットに「提督はキングストンへ向かった。我々もこの船を徴発しあとを追う」と強奪宣言している
ケンウェイは兵士を処分し目的地が同じ商人と「ハバナ」へむかうのだった。強運発動
ボナビスタ岬(Cape Bonavisuta)…ゲーム内地図を見るとハバナの西にある。ネット検索すると「カナダ・ケベック州東側にあるニューファンドラント島の岬」しかでてきません。はじめカナダの沖合で戦っていたのか~よく生きてたなあと勘違いしていました
キングストン…「ジャマイカ」の首都。ハバナは「キューバ」の首都。ダンカンが漂流したどり着いた島はハバナの目と鼻の先だったことになる
筆者お気に入りのボネットさん登場
♦ダンカンの衣装が「微妙に似合わない」ケンウェイ氏

ハバナに着くまでに改造を施し動きやすそうな衣装に変わっています(パッケージ版の表紙で身に着けている衣装)。自分でやったのだろうか?海賊って器用
【オリジナル版】
アブスターゴ・エンタテイメント社の新入社員が主人公。彼はサンプル17=デズモンド・マイルズのDNAからエドワード・ケンウェイの記憶を追体験し調査するのが仕事でした
あくまでオリジナルの設定です。リメイクも同様なのかは謎
1715年7月 キューバ「ハバナ」
砂糖の荷を下ろしながらボネットが時代説明「二年前までスペインとイングランドが戦争していたなんて。今じゃもういとこみたいに交易してる」
スペイン継承戦争:1701~スペインの継承者をめぐる争い。1713年締結「ユトレヒト条約」でフィリップ5世の即位が承認された。条約後イギリスはこの地域の貿易参入が限定ながらも承認されハバナでは海賊に代わり密貿易が盛んになる。ハバマ=キューバの首都でバハマ(国)ではありません、念のため。当時ヨーロッパの勢力争いは各地に飛び火しその残り火がくすぶっている
♦家庭をもつボネットに「自由な街ナッソー(海賊だらけ)」へ来いと誘う

妻子への態度はケンウェイも見習うべき
【テンプル騎士団のもとへ】
ダンカンから奪った荷物を届けにスペイン総督のお屋敷へ。ウッズ・ロジャーズ(英・バハマ初代総督)&ジュリアン・デュカス(殺し屋)からアサシンの技がみたいと請われて謁見前に訓練所へ
ロジャーズがアサシン狩りをして得た「アサシンブレード」を片腕ずつ~合計二つ装着してみせると「二刀流!伝統芸か」と感心されるケンウェイ氏(ダンカンのブレードは興味なさそうに殺害現場でポイ捨てしたため)
【通常】アサシンはブレードを利き腕と反対の腕に装着する
エドワード・ケンウェイは二刀流、二丁拳銃使いでとっても器用なんですよね。訓練を受けずとも武器をみれば使いこなせる身体能力高すぎ人間
♦ウッズ・ロジャーズ(左の紳士)とジュリアン・デュカス(右の胸はだけオヂ)

ケンウェイの衣装はアサシン衣装に改造を施した「エドワードの衣装」の上に「海賊の外套」を着たもの。ダンカンのオリジナル衣装じゃなくても認識してもらえる
まずはウッズ・ロジャーズの説明から。ジュリアンはあとで
Woodes Rogers:~1732年7月15日)裕福な船乗りの家の生まれ。イギリス(イングランド王国)私掠船の船長。ダニエル・デフォーの『ロビンソン・クルーソー』に影響を与えたと考えられるアレキサンダー・セルカークの救助者。初代バハマ総督として黒髭らが君臨したナッソーの海賊共和国を制圧したことで知られる
Wikipedia 「ウッズ・ロジャーズ」
テンプル騎士団ラウレアーノ・トーレス支部長(兼キューバ総督)と面会。彼は「先駆者」たちが「観測所」と呼んだ場所を探していた。何でも見通せる力をもつ場所で~あらゆる秘密や嘘、策略が世界から消え純粋な正義が残るんだと演説。その場所を知る男=ロバーツが「賢者」
♦結論「その力があれば世界中が我々のもの」といいだす
この時代の「ロバーツ」といえばとても有名な海賊がいます。フルネームがまだわからないので詳細は別の記事で。以下ラウレアーノ・トーレスの解説
Laureano de Torres y Ayala(1645年–1725年)貴族の血を引くハバナ生まれのマドリード育ち。スペイン軍人。フロリダ(1693年–1699年)およびキューバ(1708年–1711年)の総督。そのご汚職で捕まるも無実で返り咲く(1713年–1716年)。キューバ統治では防衛強化に励みタバコの生産も導入と後世に残る改革を多く行った。病院建設をはじめとする社会福祉にも心血を注いだ人物
Wikipedia 「ラウレアーノ・トーレス」
観測所に入るには賢者の血が必要。とらえたロバーツを敷地内に移動させるあいだアサシンたちの襲撃にあう。彼の手かせをアサシンが外すと自分を解放したアサシンを殺害し逃走。賢者に仲間意識はなさそうだ
ケンウェイが苦労して捕まえるも総督から貰えたのは1,000レアル。100ポンドは欲しかったと。満足できずお宝のにおいがする「観測所」に狙いを定めロバーツのいる牢獄へ
しかし賢者は自力で脱出したあと。エドワード・ケンウェイは捕まりセビリア(スペイン南部)へ送還されることに
賢者…アブスターゴの歴史アーカイブで何度も言及される人物。永遠の命をもつかと疑うほど外見の特徴が共通=オッドアイ。正体はジュノーの夫アイータ=イス(第三文明人、かつて来たりし者、先駆者などの名称あり)。記憶を受け継ぎながら人間に転生し続け「肉体を持たない妻」をこの世に受肉させる目的がある
♦テンプル騎士団の指名手配で捕まった賢者「人相書き」

【過去の回想】
吐き気がおさまらないと嫁のキャロライン。妊娠中!?ケンウェイは栄養をつけようとホットチョコレートを作ってきた(この頃のカカオは高価で貴族の嗜好品)
「私掠船に乗って新世界で珍しいものを見つける。ブリストルの話題をかっさらうんだ。なかなか贅沢な味わいだろ?(得意げ)」「父さんは商人よ。チョコレートは何度も飲んでる」「え?」「あなたは飲んだことある?」「いや」「それじゃあ(貴方どうぞ)」グビグビ「おお…うまいな(気落ちしてる)」
このシーン泣きそうになりました。ケンウェイがショックをうけているようで辛い(涙)。オリジナル版にはない回想シーンが追加されどんなことをしても成りあがりたくなる動機が追加
♦仲が良かったあの頃

リメイクは陽キャラ感のあるボイスなので彼が落ち込む姿は胸に迫るものがありました
以下オリジナルの説明。ケンウェイは陰鬱なツダケンボイス(通称イケボ)で眼がギラギラしている。このシーンのリメイク版は後で登場します
【オリジナル版】キャロラインの父親に殴り倒され罵倒「こいつはクズだぞキャロライン!お前が苦しむ」。嫁は「(パパの発言が)当たってないといいけど」とつれない態度。「お前は信じるよな?港に入ってくる船の甲板に立つ俺の姿が…」スルーする嫁。気にせず窓の外をみながら「俺には見えるその姿…ポケットには溢れんばかりの金貨…高貴な男に俺はなるんだ」
海賊王に俺はなる!的台詞に愛想つかし「身重な嫁」は裕福な実家へ戻ってしまう。女性の実家が太くなかったら悲惨すぎる状況だろう。「やべ、はやくお金稼がなきゃ」と焦るケンウェイ
♦「約束の二年」はとうに過ぎている

新旧の紹介文はほぼ同じ。もともと裕福な許嫁がいたのにケンウェイと結婚した娘キャロラインに父親激怒。若い夫婦はブリストル中の噂の的~など嫁にも過激な面はある
テンプル騎士団が調査で判明したことをゲーム内紹介文として書いてあるので恣意的に書かれている可能性もある…かもしれない。回想終わり
【船を奪って逃走】
元黒人奴隷のアドウェール&捕まっていた海賊たちと力を合わせブリッグ船(速い)を奪うことに成功。視界の悪い「嵐」を利用し足の遅い財宝船ガレオンをだしぬく
スペインの財宝船団がフロリダで難破した史実がじつはケンウェイのせいだという話になっている(笑)
嵐が過ぎ去ったあと船は「ジャックドー号(カラス科に属する小型の鳥)」と命名
♦黒人が船長では他の船員が認めないという。なので副官

超絶有能な男アドウェール
アドウェール…有能。もともと逃亡奴隷としてバッカニア(カリブの海賊のこと)に加わっていたところスペイン人に捕縛された。スペイン語、英語、フランス語を流暢に話せるため「通訳」とすべくスペインに送られる途中だった。黒髭の部下だった「ブラック・シーザー(Wikipediaリンク)」を参考にしていると思う。たぶん
海賊共和国・ナッソーへ向かう
1715年9月 バハマ諸島「ナッソー」
バハマは1647年にイギリスが植民地化しているが実際は海賊が幅を利かせていた。ゲーム内では二週間前に「王の犬(兵)」が島にやってきた~とあり実際そこら中で海賊を処刑しまくる姿が目撃される。ようやく統治する気になったようで海賊ピーンチ
前のほうでバハマ初代総督=ウッズ・ロジャーズと書きましたがそれはまだ先の出来事出来事(1718年)
♦ベン・ホーニゴールド(左)と黒髭サッチー(右)

ジェームズ・キッドが女性声優さんな理由はあとで判明する。キッドだけが「観測所」のことを知っていた。「大昔の伝説、エルドラドや若返りの泉的な」と言うも他の海賊は「黄金よりおとぎ話かよ」と茶化す始末
以下はベンジャミン・ホーニゴールドの紹介
Benjamin Hornigold:1719年?)スペイン継承戦争ではイギリスの私掠船として活動。戦争終結とともに食い扶持を失い海賊行為に走る。黒髭は元部下。ウッズ・ロジャーズが総督として着任した際は英国に寝返り海賊ハンターとして活動した。最期は船が難破して死んだとされる
Wikipedia 「ベンジャミン・ホーニゴールド」
【仲間内で意見が食い違う様子】
ベン「(ナッソーの)自由のために戦わない奴がいるなんて…!」
黒髭「人間はもともと自由だろ」
主人公「俺は前途有望な資産家になるんだ」
ベン「居場所はイングランドじゃない。ナッソーだろ」
主人公「大物を夢見たことは?金銀を満載した船を襲って山分けし、故郷へ帰るんだ」
ベン「夢は夢だ。持ち主のいない黄金なんて滅多に見つからない。正直な王様と同じくらいな」
主人公「一生やる気はない。十分稼いだら権力と土地を買って故郷に帰る」
ベン「またその話か。今なら望みの女が手に入るというのに(嫁にこだわるケンウェイに呆れながら)」
♦守りの薄いナッソーを今後どうするか談義

ケンウェイは「観測所」を手に入れれば相手の行動は丸裸になるはずだ、守りに使えると意見するも…黒髭から「子ども向けの作り話」と一蹴されてしまう。結局スペインのガレオン船を奪おうということに
ガレオン船…16世紀半~18世紀の大航海時代にスペインやイギリスで開発。多くの荷物を運ぶ貿易船&大砲を積んだ軍艦機能を併せもつ
ちょうどいいタイミングで自然の要塞ナッソーに入っていくガレオンを発見。甲板にいたジュリアン・デュカス(テンプル騎士団の集会にいた胸はだけオヂ)を討伐
騎士のデュカスがどうやって巨大ガレオン船の船長になったかというと…トーレス(テンプル騎士団のお爺ちゃん)の信頼を勝ち取っていたからだそう
デュカスと最期のやりとり…UBIのやらかしで令和の時代もツダケン声の新ケンウェイを堪能できます(暗殺後の会話部分だけ)。バグなのでそのうち改善されるでしょう。以下ご参考動画
♦ツダケンボイスバグ&過去回想シーン動画
衣装…初回限定「黒髭クリムゾンパック」のやつです
ケンウェイの人相悪っ!動画後半は以前紹介した「リメイク回想シーン」を含めています。嫁の父親にぶん殴られて「高貴な男に俺はなるんだ!」って言ったアレ(笑)
以下~伊達男!ジュリアン・デュカスの説明
Jean-Baptiste du Casse:1646年8/2-~1715年6/25。フランス海軍士官、私掠船船長、奴隷商人、植民地行政官。 1691年から1700年までサン=ドマングの初代総督を務めたあげた。スペイン継承戦のあと活躍が認められ国王フェリペ5世から金羊毛騎士団の騎士に叙せられる
Wikipedia 「ジュリアン・デュカス」
奪ったガレオン船は黒髭サッチーが乗っていった。ナッソーはケンウェイの拠点にするようだ
【参考文献】
以下おススメ本
♦図鑑にはアドウェールと足かせで繋がれていたときのアレも載ってます。図鑑はみているだけで楽しい
♦西洋史にでてくる海賊が中心の本。4章「黄金期の海賊」コロンブスがスペイン王室の後ろ盾を得て新世界へ~イギリス側はエリザベス女王がジョン・ホーキンズ&フランシス・ドレークを密かに応援し~スペイン vs イングランド!の流れもわかりやすい。章のおわりは「最後の大海賊バーソロミュー・ロバーツ」の人物紹介…そう、賢者です!!
♦1章「海を制した大英帝国」大航海時代のスペイン&ポルトガルによる大西洋分割~イギリスによる海洋帝国の建築までがゲームで参考になる範囲。その後も海底ケーブルを使った情報戦をイギリスが独り勝ちした話など現代につながる歴史も興味深い。読みやすい一冊です
つづきは…「あらすじ解説②」で行っています
旧設定…遺伝子記憶の研究でのし上がったテクノロジー企業「アブスターゴ・インダストリーズ」のエンターテインメント部門
・1937年アブスターゴ・インダストリーズ設立
・1978年最初のアニムス作成
・2010年「プロジェクト・レガシー」リリース
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♦海戦や制海権の拡大、船の育成がとにかく楽しい。未プレイならぜひ



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