こんにちは「かに」です
『アサシンクリードミラージュ』祝・発売
ここで「ヴァルハラ」の情報を整理し新作に備えよう!
本作DLCは全てクリア済みです
ネタバレ注意

はやくバシムに会いたい。エイヴォル君と会えないのは辛いけれど。ピエン

『ミラージュ』ノ神話要素ハ少ナ目ト 言ワレテイルケド…ドウナルカネ
【参考資料】
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≪著作権≫
この場で使用されているゲームの動画像は全て以下に帰属します
©2020 Ubisoft Entertainment.
北欧神話篇
・800年代イングランド~ゲーム本編
・現代~レイラがアニムス使用
ここでは疑似体験した神話篇にスポットをあてていきます

主人公エイヴォルは身近にオーディンの存在を感じていた。幻影もあらわれはじめ、昔なじみの預言者ヴァルカに相談する。原因を探る為「霊薬を飲んで意識を九つの世界へとばすよ~」目覚めるとアースガルズの主オーディンになっていた。
本作は勇猛なヴァイキングが主人公
次作は有能なアサシン・バシムが主役だ
この二人は北欧神話側でもメイン級(元イス)。それに加えバシムはアサシン教団にも所属している。アサシンクリードの歴史ではバシムの方が重要人物になりそう
最終決戦(ラグナロク)直前~人間への「転生」処置を行っていた
その証は「首元にある痣」のような模様
イスとは:第一文明人&かつてきたりしものなど。彼らは人類を創った上位の存在
注意神話篇は本編の他に~2つ用意されています。未プレイの方はPlayしてみてね
(有料。シーズンパスに含まれない)
・大型拡張コンテンツ『忘却のサーガ②』2022/8/2~(無料)
この二つは時系列が複雑に絡み合っている(たぶん)
①のラスト付近~息子の亡骸を発見したオーディンがスルトの嫁シンマラに「今頃ヘルヘイムにいるだろうよっ」と言われダッシュで駆け付けた先にある物語が②

『忘却のサーガ』は万物の父がまるで痴呆老人(記憶を消されるため)。心配でやってきたトール君含め可哀そうでした。愛情深い父の一面がみられるのだけど、アースガルズは侵略を受けている真っ最中なんですよ!
『ラグナロクの始まり』の終盤・息子の亡骸発見後しばらく行方不明なオーディン(プレイヤーは時間が経過している事しかわからない)イーヴァルディに「このクソ大事な時に暫くいなかったケドどこ行ってたの?」と問われても返答せず煙に巻いたのは「記憶になかったから」なのかも
🦀:プレイヤーは2022年発売のサーガをやるまで何していたのか意味不明だったわけですが
↓今は『ラグナロクの始まり』がついてくるパッケージあり。お得↓
オーディン(エイヴォル)

北欧神話の主神。転生先⇒エイヴォル
主神と言っても何でも思い通りになるわけではない..
彼には色々な呼び名=ケニングがある
ヴァルハラ神話篇では主人公ハーヴィー(高きもの)という名前で登場
巨人族との混血 で母が巨人。正妻はフリッグ。二人の間には息子のバルドルがいる
(⇒この妻子は有料DLC『ラグナロクの始まり』に出てくる)
もう一人の妻はフレイヤ。平和協定に必要な婚姻関係だと思われる
愛馬は八本足のスレイプニルで愛用の武器は槍のグングニル
魔法と変身術にたけ兄弟や人間を創造~肉体は腐っても滅びない魂を与える
子どもはトール&バルドルなど(新生GOW1経験者はバルドルのイメージ悪いかもしれないけど、こっちではいいやつ…いや将来の裏ボスかも)
貪欲な知識欲により片目喪失、隻眼
gameではヨトゥンヘイム篇「ミーミルの泉」でこのイベントがおこる(「酒」を盗んだ直後の話。この「酒」はラグナロク前イスの映像でみられる首に注入?した特殊な液体かな)

イライラしているのは自分の死が予言され(死にたくない)回避方法が見つからない為
回避策を探して諸国行脚~アースガルズは不在がち。たまに帰ると「ハーヴィーお帰りだったか」などと声を掛けられる
gameアースガルズ篇では巨人の強襲を防ぐ姿&ラグナロクで自分を殺すと言われている獣フェンリルの出現を恐れ対策を練る彼や神々(ロキを除く)がみられる
ロキとの関係は血の契りをかわした「義兄弟」。イラっとしても誓約に縛られ手出しできない
息子のバルドルをロキの計略で殺された時に怒り爆発、地下で永遠の責め苦を負わせる(それもラグナロクまでだけど)
後半の「責め苦」エピソードはゲームになく、息子はスルトにやられたと思っていそう?
転生者との関係
エイヴォル:ヴァイキングの戦士。兄からアッバース朝のお土産にヒドゥンブレードを貰い身に着けてはいるが「隠れしもの」ではない
しかしその後『最後の別れ』でストーカーがニョッキリ
以前アイヴァーに「お前には闇を感じる」と言われた。あの男鋭すぎますね
この後オーディンの甘言にのりエイヴォルは新大陸へ向かう
ストーリー終わって何年も経過したから?と思いきや…そうでもないようで私には理解しにくい行動でした
↓最近までこんな事言っていたのに??なぜ
「ラグナロクの始まり・ラスト」YouTube動画

再び本編ラスト
「悪しき記憶に屈するか、徹底的に拒むかだ。だが今は、第三の道が見える。歳を重ねる毎に、記憶への興味が湧き、学びを得たくなる。この道の先に何があるのかは分からない。いったい何が解き放たれるのかも。だから…今は、一人でいたいんだ」
YouTube ← 37:30~チェック
これは新たな船出を見届けるヴァルカに対してのセリフ
背後ではレイラに代わりロキがエイヴォルの行く末を見守っている。彼は現代で肉体を解放、アニムスでエイヴォルをストーカー中
周りを巻き込みたくない配慮は感じるけれど、あのフォルダフィルケ篇~オーディンとの論争「お前に知恵を授ける!栄光も!力も!他に何を望む!」「それ以外を」はどうなったのか。学びを得たくなる=知識に興味持ったということなのかな

「知恵」と「知識」の違いを言っているので一見わかりにくいけれど
一つの体に二つの魂。もう一方の声を聞くため新大陸へ向かいその地で果てるエイヴォルであった。新大陸で何をしていたのかは語られません。オーディンもいたのであやしいんですよね…後世のために何かしてたりして
この「二つの魂」って言い方には語弊があるかも⁉魂うんぬん~いうよりエイヴォルのDNAにはオーディンのDNAも刻まれているから。もう一人の自分て言い方の方がいいかな
エイヴォルはうまく折り合いをつけそうだ

いっぽうバシムは…物語終盤ユグドラシルの装置(磁場制御や転生シュミレーション機能も持つスーパーコンピューター)に吊るされてしまいました
彼については少し先で語ります
九つの世界
=古代北欧の宇宙論
預言者ヴァルカの霊薬を飲むとき話にでてきたが…
北欧神話の世界は三層構造からなる
(世界の創造に関してはヴァルハラgame本編~冒頭二分で説明あり。後述する)
●新生GOWでクレイトスさんが巡っていた世界~本作「ヴァルハラ」より多いね
アースガルズ=アース神族の国(元イザヴェルIðavöllr)
ヴァナヘイム=ヴァン神族の国
アルフヘイム=フレイが支配する光の妖精(エルフ)の国
神話篇でアースガルズにフレイヤがいるのは対立していた両神族の間をとりもつため
ミズガルズ=人の世界
ヨトゥンヘイム=巨人の世界
スヴァルトアルフヘイム=小人の国。&ニダヴェーリル
●一層と二層はビフレストで結ばれている~行き来できる!巨人の侵入経路になりえる
巨人と言ってもサイズはほかの神々と同じ位。ゲーム内ではちょいデカ!進撃の巨人クラスを想像しているとゲーム初対峙で戸惑う(例外もある)
ドヴェルグ:太古の巨人ユミルの死体からうまれた蛆。人間の形と知性を与えられ~地下に潜る。日の光に当たると石になるらしいが?ゲームではそんなことなかった。モノ作りが好き

ムスペルヘイム=炎&スルトの世界
ニヴルヘイム=氷に覆われた世界
ヘルヘイム=死者の国 (Helheim)ニヴルヘイムと続いているらしい
●ヘルヘイム→英語のhell(地獄)ではない。ヴァルハラに行けない普通の死者がむかう場所
●ニヴルヘイムには無料DLC『忘却のサーガ』で訪れる
これはローグライクなゲームに慣れていないと難しいかも。この世界はヘルヘイムに繋がっており~実はヘルの城にいたバルドル
※九つの定義は諸説あり
ユグドラシル

画像の手前~城へと続く煌めく道は「ビフレスト(Bifröst)」虹の橋
ゲーム中「敵がビフレストを渡る前に!たたく」などの発言アリ
視界に入るトネリコの巨木=ユグドラシル
ユグドラシル(Yggdrasill)=オーディンの馬
これはオーディンがユグドラシルに吊り下がり、自分の体を槍で突き仮死状態になってルーン文字を発明したエピソードからきている
罪人などが絞首刑になることを西洋では「馬にのる」といいオーディンがこの木にぶら下がったのを馬にのったとみてこの木を「オーディンの馬」=ユグドラシルと呼んだ。以後「世界樹」表記
この樹には3つ~大きな根があり魔法の泉までのびている
- 『ウルズの泉』神々の地~アースガルズ
- 『ミーミルの泉』霜の巨人の国~ヨトゥンヘイム
- 『フヴェルゲルミル』ニブルヘイム(霧の国、死者の国)
●樹にはいろんな種族が住みつく
例)新生GOW『ラグナロク』に出てきた愛くるしい「ラタトスク」や蛇の「ニーズヘッグ」
運命の三女神

神でも逆らえない「運命」の力をもつ女神
ノルン=運命の女神。複数形=ノルニル「運命を紡ぐ女神たち」
これらのうち有名な三人がゲームに登場
長女ウルズ、次女ベルサンディ、三女スクルド
ゲーム序盤シグ兄が巨大な獣に襲われる夢をみたとき~道中で糸?を紡ぐ姿がでてくる。これは運命の女神匂わせ演出
彼女たちはウルズの泉に住んでいる
●この泉のそばで神々は様々な会議を行う
とても神聖な水で入る者は卵の薄皮のように白くなるとか…
●三人の役目は世界樹の保全。傷口に泉の水と泥をまぜたものを塗ったり、木の根元に泉の水をそそぎ樹が枯れないようにしている(食害が酷いため)
ノルニルの預言>>>>「運命は絶対 Death!」
アースガルズ篇開幕~女神たちに「お前しぬよ」と運命を断言されるも従うオーディンではない
ここから主神が運命に抗う姿が描かれ~主人公エイヴォルと境遇が似ている事に気づく
ちなみに前作の『オデッセイ』OPムービー!テルモピュライ戦でレオニダス王は「運命と向き合おう」と言っていました。抗うのではなく向き合う!それもかっこいい
●ノルニルは巨人だけではなく様々な種族が存在
●悪い運命(短命だったり貧乏など)の人は悪いノルニルのせいとされている!
●エッダ≪巫女の預言≫では~楽しく不足なく過ごしていた神々。ヨトゥンからきた凶暴な巨人三人娘の出現で幸福な時代に終わりを告げた~と書かれている(・・凶暴?・・)
冒頭からオーディンはこの三人に苛ついています。映像で少し映るカラスの死骸・・生贄が捧げられていたのは彼女たちを召喚するため?
正体
ラスト~現代篇
肉体を囚われていたバシムはレイラをおびき寄せこれらの正体を明かします
女神ではなく超有機体(ナニソレ)シュミレーションシステムでした!
これで何をしていたのかというと…話が長くなるのでイスの記事で書くつもり

ヴァルハラとは

ヴァルハラ(古ノルド語ではValhöll=戦死者の館)とはオーディンの宮殿の一つ。ミズガルズで戦死した英雄の魂=エインヘリャル(einherjar)が集まるところ
ゲーム本編ではアースガルズにいる~デーン風の戦士っぽい服装をしている人たち
その魂はヴァルキュリャ(valkyrja←valr戦場の死体+kjósa選ぶ)により選別され集められ来たる終末の日(オーディンたち神々が死ぬと運命づけられた)=ラグナロク(Ragnarök)に備えている
彼らは対巨人用戦力なのでオーディンは優秀な戦士を集めるためわざとその勇者が死ぬように仕向けるときがある。。。
それは優秀な戦士が欲しいから…自身が終末の日に死にたくないから。とても自分本位でロキにこの事を指摘され言い返せなかったエピソードあり
●エインヘリヤルは軍事訓練で死んでも夕方には生き返る仕様
●人が生まれるとそこへ「ノルニル」が寿命を決めに向かう。オーディンたち神々によって樹からヒトは作られた
ゲーム本編ではエイヴォルが戦死する友人に斧を持たせてあげようとして「あんな奴ヴァルハラにいらんぞっ」てオーディンから言われます。ですよね~一応ヴァルハラ送ったけれど・・ヘルヘイム送りにしても良かった
ご参考動画サブイベ『エインヘリヤル・ヘルヘイムに行きたがる』の巻
↑オーディンは妻のために九つの世界動かすかな?息子のためにはすると思うけど
●神話篇で周囲の人々はみなヴァイキング時代の服装。北欧神話の世界観で話が進むのはエイヴォルが理解しやすいようオーディンが変換しているのかな?実際のイスの様子は世界各地に散らばる『アニムスの異常現象』で垣間見れる
ロキ(バシム)

オーディンと義兄弟の契りを交わしアースガルズにいることを許された巨人族
転生先=バシム(次作『ミラージュ』の主人公)
妻はシギュンで息子はナリ又はナルヴィ(アングルボザは後述)
外貌は美しく上品だが気性は邪悪で気まぐれ
?game内では外見の美しさも上品さも感じられないの私だけですか?
バシムはカッコいい💛とくに声いい
神々を困難な状況に陥れるも狡知で救い出し神々にお宝をもたらす
役立つこともあるのでいたずらは大目に見られてきたが…オーディンの子で皆に愛されるバルドル神を(間接的に)殺したことで囚われ終末の日まで毒の責め苦に苛まれることに
⇒神話篇『ラグナロクの始まり』でスルトたちにさらわれたバルドル。シンマラのヤドリ木攻め(拷問)で亡くなる。実際はロキが裏で糸を引いていた→『アニムス異常現象』で語られています。この時アングルボザドン引き
バルドルは生きているのだけど…その話はまた後で。このことを知ったオーディンは記憶を消されているのでロキも気づいてないはずです
参考神話でオーディンやトールに劣らない活躍をするも民間で崇拝されていた形跡はあまりない。トールと仲良さそうな神話結構あります、意外!ちなみにトールの転生後⇒ハルフダン。声優が同じなのでわかりやすい
●アースガルズに住む前、山の巨人たちの間で暮らしていたころアングルボザという巨人の妻と子供が三人いた。どれも怪物の姿
- フェンリル狼
- ヨルムンガンド蛇
- ヘルという半身腐った女(後のヘルヘイムの主)
例外)牝馬に化けたロキがスヴァジルファリという魔法の馬を誘惑しうまれたのがスレイプニル(八本脚をもつオーディンの愛馬)男性による貴重な出産経験。。笑
ゲーム内でヨルムンガンドは出てこず。ヘルは『忘却のサーガ』に登場します
転生者との関係
バシム:古代組織「隠れし者」に属するシリア人。緋色のサッシュから地位は指導者(メンター)
エイヴォルと比べロキとバシムの相互理解は早かったらしい…バシムも息子を亡くしていると言っていたのでそのせいか?(ゲーム内のフェンリルは最後どうなったんだろう)
ロキ転生後~息子を奪った相手=オーディンに復讐すべく探しまわる
ゲーム終盤、突如襲い掛かってきたバシム。エイヴォルにユグドラシルのシュミレーションデバイスへ磔(はりつけ)にされ退場。以後数世紀にわたり閉じ込められ~現代篇でレイラに救われた(おびき寄せ罠にかけたともいう)
ロキ視点でみると本作・最後エイヴォルがオーディンを拒絶し全てを受け入れないことで過去のしがらみ&恨みが和らいでいるように感じた。数世紀ぶんの思考タイムあるので冷静にもなるだろうけど…
この辺のロキの葛藤をミラージュで見せてくれるのかしら?
新大陸に向け旅立つエイヴォルを見守るバシム
その後アメリカにある墓の前で
現代篇で彼のあらたな野望が明らかに!子供たち生きてるんだ
ミラージュではバシムの過去をやるみたいだけど現代くるかな?
弟子のハイサムにはとても優しい表情をしていて好きなキャラの一人でした(ロキは微妙)ハイサムに会えるといいな
エイヴォルとは対照的で「家族」にこだわる姿が興味深い
↓愛人も家族に含めるなら1人目ゲット

この杖は前作にも登場。これは別の場所で紹介しようかな
そしてミラージュへ
現在アサシンのウィリアム・マイルズにアニムス内で会合
と言い放ちその後~現実世界で自分の血液を少量抜き容器保管。コンピュータ画面には「有効な遺伝子材料を取得。推定シーケンス時間29日3時間4分」と表示。エイヴォルとオーディンの会話後「thank you for playing!」
これがミラージュに続くんだね、きっと
現代アサシンがバシムの過去を学びアサシンについて学ぶ
そんなゲームなんじゃないかと予想
↓さいごのシーン忘れている方は38分~45分までをみてみてね
マイルズがバシムに「ともに働きたいならやってもらいたいことがある」って内容が気になる。続々篇あたりで明かされるのかな
ミラージュの宣伝
ファミ通ミラージュ特集号/2023年10月19日号 No.1818
表紙飾れませんでしたね(悲しみ)
北欧神話

世界の始まり
~簡易ver
はじまりはなにひとつありませんでした。一面霧につつまれていて、何も見えない。ただぼんやりした形の塊。その真ん中にギンヌンガの裂け目という深い穴が広がっている
裂け目の北側はどこまでも広い闇と霧に閉ざされた寒い世界ニブルヘイム。真ん中からは泉が湧き出し幾筋もの川の流れのひとつに毒が混ざっている。それらが凍り付いてギンヌンガの穴の中へ落ちていく
裂け目の南側は熱いムスペルヘイム。見張りをする「スルト」が炎の剣をふるたびに火花が雨のようにギンヌンガの穴にこぼれ氷の塊から蒸気がのぼる
立ち上る蒸気はニヴルヘイムから吹く凍てついた風のせいで徐々に大きくなる。塊から成長した氷山がやがて穴の口まで届くようになった
この氷の塊にムスペルヘイムから吹き付ける熱風があたりいつしか生命が宿る。「ユミル」という巨大な生き物の誕生だ。とても大きい牝牛も生れる
ユミルは牝牛の乳を飲み、牝牛は氷の塊についている塩を舐めていた。すると氷の塊の中から「ブリ」という神が現れた。ブリは「ボル」という男の子を産む
ユミルは寝ている間に汗をかき脇の下から巨人の男女がひとりずつうまれ、足の間からは頭を六つ持った巨人がうまれた
神々はよいものの味方。巨人は川の毒気を受けて性質が邪悪で乱暴、正しくないものの味方。仲良く暮らすことは不可能と思われていた。しかし神ボルは巨人の女のベストラと結婚し「オーディン&ヴィリ&ヴェー」三人の神がうまれた
神々は巨人の頭(かしら)のユミルの性質が悪いので片づけた。あたり一面血の洪水を引き起こし残りの巨人どもはおぼれ死んだが「ベルゲルミル」という巨人だけは妻と一そうの舟(または石臼)に乗って世界の果てヨトゥンヘイムへ向かう。そこで「霜の巨人」と呼ばれる巨人どもをうみ育てました
新しくうまれた巨人らは両親にならって神々を敵・仇と思い込み狙うようになります。かたや神々は巨人のいなくなった世界を造り変えていきます
ユミルの遺体で広い大地を。血で川や海を。骨で丘や山を。歯や顎やくだけた骨で岩や石を。髪の毛で木や草を。巨大な頭蓋骨で大空をつくり脳みそを大空の雲に変えました
ユミルの肉が腐りその中にうごめく小人がいます。力の強い小人らはその肩で空を支え、ムスペルヘイムから飛んでくる火花を大空にまき星や太陽・月をつくった
オーディンは鍛冶屋をたて神々の国アースガルズを作ります。トネリコとニレの木から人間をこさえ大地に住まわせることにしました。 (終)
🦀:ユミルの性別は書かれていないけれど『女神信仰⇒男神信仰』に移るときの話っぽいなあと思いながら読んでいました
こ難しい話はちょっと。。。という方には子供でも理解できるよう優しい口調で、わかりやすく書かれたこちらの本がおすすめ。図書館ででも借りてみてください。
山室 静先生の文章をよんでいると素敵な人柄が滲みでていて癒されます。。
北欧神話の原典~エッダ
本格的に読みたい方向け。私は何となく聞いたことがある程度でしたが
このgameでは重要そうなので履修
- 古エッダ=九~十二世紀頃にわたって作られた古い神話や英雄をうたった詩を三十篇あまり集めたもの。1643年にアイスランドのスカルホルトで発見←エッダと言ったらこちら。スノリが手本にしたと言われる原典。ゲルマン神話のよりどころ
谷口幸男先生の「エッダ」本は解説も丁寧で読み&使いやすくおススメ。中身はおもに古エッダ。巻末の索引は調べものに便利で使いやすい。この本は入手しにくいので在庫があったら購入おススメ。
↓下『エッダとサガ』の本は2017年に復刊!入門にはよさそう

エッダを読むとOPムービーの意味がわかる
序盤から首元にある転生者の証がみえます(要フォトモード)
↓開始40秒~2分までが「巫女の予言」↓
『巫女の予言』とはエッダの冒頭に置かれる北欧で最も有名な詩
巫女がオーディンに問われ世界の起源~没落~再生を語る
これ、ヨトゥンヘイム篇・スットゥングの宝物庫に書付が落ちてて読めます
参考資料
新潮社版『エッダー古代北欧歌謡集』谷口幸男訳
新潮社版『北欧神話と伝説』グレンベックー山室静訳
㈱白水舎『ヴァイキングの暮らしと文化』レジス・ホワイエー持田智子訳
明石書店『バイキングと北欧神話』武田龍夫
筑摩書房『北欧の神話~神々と巨人のたたかい』山室静
UBIソフト『アートオブアサシンクリード ヴァルハラ』
wikipediaなど
Thank you for reading through!
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【『アサシン クリード ヴァルハラ』初の公式オリジナル小説ゲイルムンド・サーガ】
「ヨルヴィック篇」に登場するリュビナの息子ゲイルムンドが戦いに身を投じた若き日々を描く公式オリジナル小説。こちらもAmazonのKindle Unlimited対応(人によって3か月99円キャンペーンあり)
コメント 承認制のため反映にお時間かかります