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まとめ記事

考察&まとめ【KONA コナ】箱庭探索型ミステリーゲーム

ストーリーまとめ
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夢中で遊んだミステリー作品。おススメではあるけれど「日本語のないゲーム」なのでストーリーをまとめました。情報を整理して「2」に備えたい

続編は日本語字幕が用意されています。興味がでたら「2」からでも遊んでみて欲しい。ネタバレ注意

≪簡易ストーリー説明≫
時は1970年10月某日。私立探偵カールは仕事でカナダ北部の村マナスタンを訪れた。そこはかつて鉱山で栄えた土地。再開発をもくろむ依頼人は「原住民=クリ―族」の器物破損を伴う抗議活動に悩んでいた

主人公カール「なんだこの村は…依頼人は亡くなっているわ、いたるところで人がこおっているわで(生存者が)誰もいないじゃないか」無給の奉仕に絶望しながら?脱出をはかる探偵の物語

≪主人公カールの目的≫
・依頼人を殺害した犯人を突き止める(無給で)
・人が氷に包まれている謎を解く
・集落からの脱出

≪本作がわかりにくい原因3つ≫
❶日本語がない
❷日付の不可解さ(後述)
❸主人公の行動を代弁する「ナレーション」が事実なのか判断できない

とくに❸は伝承で「過去ウェンディゴになった原住民は白人のせいで婚約者を失って…」と文献にある出来事を今回も同じ状況であるかのように語っているのが奇妙。信じるしかないのですが不可解すぎる。続編ではナレーターに何か特別な意味付けがなされたりするのだろうか?主人公カールが実は分裂症とかなのかな

上記を中心に考察含め情報をまとめていきます

この作品だけではわからないことも多いだろう。続編を遊んだ時に判明した情報は以下の記事にまとめています

氷結をつくっていたのは「ウェンディゴ」だった

氷結した人を作っていたのは…Wendigo(ウェンディゴ)でした。人物だけをピンポイントに凍らせる技術はまさに職人技

♦以下凍らされた村人の画像。銃は凍っていないのがわかるだろう。匠の技がひかる

氷結人
顔をみて被害者が誰だかわかるようになっている

最終盤・ハンターがやっとのことでウェンディゴを封印。道中そこかしこに刺さったボルトから誰かが「何か」をハンティングしているのがわかります。その狩り(封印)がやっと成功したにもかかわらず!!主人公はウェンディゴを解放してしまう。(実際は「させられた」ような描写でした)

♦ウェンディゴを封印していたボルトを抜いてしまう主人公のシーン

ウェンディゴ
角が生えてる!

Manastan(マナスタン=カナダ北部架空の地名)の人々を凍らせた張本人。硬派な探偵ゲームだと思いきや急にオカルト!人によっては萎えるかもしれません。私は足元・偶蹄目(ぐうていもく)で笑わせていただきました。カワイイ

老けて見えますが元はCree族(白人入植前からこの地にいた原住民)の若者。銃弾は効かず人ではなくなっているようです(以後クリ―族と表記)

以下ウェンディゴについての解説です

「ウェンディゴ」について

ファイル『TALES AND LEGENDS』にはこの地のWendigo伝説が記されている

ウェンディゴ伝説
簡易日本語訳したもの

ウェンディゴは元々「北米先住民」に信じられている精霊。その名を冠した「ウェンディゴ症候群」=食人を伴う精神病が有名だが本ゲームに「食人」設定はない…だが検視の結果ピエールは獣に食べられていた直接描写はレーティングに影響するため避けられているがもしかすると?と想像をめぐらせたくなる

クリ―族のことは伝聞で知るだけ。Laureと名付けられた女性もウェンディゴになった恋人も直接の情報はない。筆者ははじめハンターの正体=アレキサンダー&ウィルフレッド2人のことだと思っていた。たまにみつかる彼女のメモだけが一次情報となっている

ハンターはどこへ行ったのだろうか?続編ででてくるのか

♦ウェンディゴになるきっかけの事件は終盤、彼を解放する時にみられる

運悪く…
この後もうひとりやって来る

ちなみにクリ―族を撃ったのは「ハミルトン」だとラモス(メカニック)の屋根から採取できるメモ「CRAZY THOUGHT」には書いてあります。クリ―族の若者は恋人が故意ではないにしろ殺されたことで(死を隠ぺいされ勝手に埋葬までされている)ウェンディゴへと変貌

実際変貌するシーンは本作にない。女性を埋めた場所を掘り返した跡があり伝承からそうなったのだろうと推測している

開発者はウェンディゴが「老人や医師の家」に向かわないのは彼らの家に行く必要がないからだと言っている。さらに他の氷結した四人は繋がりがあると言及(村にあった氷結四人ラモス&リジーン&ラシャンス夫妻。この関係は後述する)ではクリ―族殺害に無関係ならば無事なのかと言うとそうでもない

例)地滑りしたせいで車がつかえず森へ逃げたウィルフレッドとアレキサンダーやCloutier & Filsの社員たちは森で犠牲になっていた。終盤ウェンディゴと追いかけっこをした墓場付近で凍った社員を複数人みかける。「二週間に一度バスが~」というメモ書きはこの社員たちの輸送車のことを言っていたのだった

以下ではウェンディゴに凍らされた一部の住人含め登場人物をご紹介。主人公が到着したとき村は怪物騒動でほぼ「もぬけの殻」でした。住人たちは今どうしているのでしょう

登場人物の生死

≪探偵と依頼人≫
Carl Faubert
モントリオール在住の42歳。韓国帰りの元軍人。主人公であり私立探偵。クッキーが好き。時間には厳しい。無事生還するも解き放ったクリーチャーから標的ロックされ今後が危ぶまれる

William J.Hamilton
クリ―族?からの抗議と脅迫に悩む依頼人。シカゴ在住の55歳イギリス人実業家。銅鉱山の再開&拡張をするため政府に賄賂を贈っていた。北部に高級カントリーハウスを所持。クリ―族の若い女性が亡くなる時側にいた。射殺される

♦主人公はイケオジ!だが一人称視点なのでお顔は一度も見られない

主人公
右は依頼人

4家族はアイスウォール手前の地域に住んでいる

≪Lachance ラシャンス家≫
Gilles:26歳。借金のかたにハミルトンに店を奪われ雇われ店長になっている。アマチュアハンター。頭は良くない。氷結
Gisele:夫に嫌気がさしている25歳。最近死を目撃し悩んでいる。氷結

≪Roy ロイ家≫
Wilfred:41歳のレンジャー。ブレイス家のアレキサンダーとラシャンス家に脅威を伝えともに逃げようとするも氷結
Jeanne:40歳の小説家。ブレイズ家の友人ルイーズとこの地を後にする

≪Bedard ベダード家≫
Jean-Luc:41歳の公証人。祖母を訪ねてLac-St-Jeanへ行っていたので一家は無事
Sylvie:33歳で三人の子供の母親。現在不倫相手の子供を身ごもり中。三人の子は全て女の子、そのうち1人はBlais家の息子と親密そうなやりとりをしている(が両親はその家と仲が悪い)

娘のMARIEは父の仕事の関係でハミルトンとつるむようになり恋人のマーティンが薄汚く見えるという(笑)

≪Blais ブレイス家≫
Alexandre:34歳の木こり。最近兄弟のピエールが狼に食い殺され深い悲しみを背負っている。ウィルフレッドと森を抜ける最中に氷結
Louise:32歳の事務員。前日に息子や友人のロイ夫人と北マナスタンへ移住

Pierre(ピエール)はウィリアムハミルトンの関連会社に所属しており鉱山再開の責任者。また狼を密猟していた。狼に食べられたと結論付けられるがウェンディゴに食べられた可能性もある(警察は当初事件性を疑っていたという記述がひっかかる)ように思ったが日付をみるに(後述)こじつけになるのでナシ

♦周辺地図「PC勢」はクリックで拡大

地図

以下は橋を渡った西側の独身住人たち

Dr.Claude Beaupre:52歳。亡き妻Issabelle(イザベル)を今も愛する医者。隠れコミュニスト(共産主義者)。ゲーム序盤主人公の車に猛スピードで突っ込んできたのは彼。診療所でクリ―族女性の死を確認。ただ一人マナスタン南から脱出を試み成功した人物となりそうか?生死不明

Old Rosaire:72歳「Great War(ww1)」の退役軍人。唯一出会う生き残りで酒とたばこをこなく愛する老人。トイレにはオムツが転がっている

Rejean Blouin:29歳無職の革命家きどり。ピエールと親しかった。同志があらわれず一人でイギリス人を追い出す準備をしている。ハミルトンに怒りがあるらしいがイギリス人だからなのかscumbag(卑劣なクズ)だからなのかは不明。最近誰かの死を目撃している。氷結

Jean-Guy Lamothe:29歳のメカニック。あやしい発明とUMAに夢中。殺人を目撃&クリ―族女性の遺体を敷地内に埋めさせられる。自称:ハミルトンの犬「だった」。氷結

原住民「クリ―族」+その他

Laure:???わかるのは若い女性でクリ―族ということだけ。流れ弾に当たったような描写があり居合わせた人々によって診療所に運ばれるも死亡診断。その死を隠されこっそり埋葬されてしまう。恋人あり

Hunter:名称不明。クリ―族の女性ということだけはわかっている(開発が言及)ウェンディゴを鎮めに特殊なクロスボウを使用し見事封印。その後行方不明

???:ウェンディゴになったクリ―族の若者

Cloutier & Filsの社員:ハミルトンの関連会社。ちょうど森で作業をする日だった。氷結

【時系列】1970年の主なできごと

不可解な殺人事件が二つある。ゲーム内で被害者は一人しかでてこない。どちらがクリ―族の関わる事件なのだろう?

日付出来事参考文献
9/24?ピエールが狼に殺される『REJEAN’S LOG』
10/1夜殺人事件が起こる『REJEAN’S LOG』
10/5殺人事件が起こる『CRAZY THOUGHT』
10/6ラモスが森で宇宙人を目撃し追われる『CRAZY THOUGHT』
10/12?ハミルトン射殺される『TOOLSHED NOTE』

また主人公が訪れたのは10/12だろうか?ピエールの上司が次のバスは二週間後の10/12に来ると言う『TOOLSHED NOTE』から推測できる

【疑問】10/1と10/5それぞれで殺人事件が起きたことになる。開発側の日付間違いでなければどういうことなのか?ラモスは数日あの倉庫で凍っていたのだろうか?

≪映像で目にする「四人組」は誰なのか≫
【その1】ウェンディゴから伝わってくる映像

ハミルトンがいる

四人がクリ―族女性の周りを囲んでいる。このときのメンバーは過去の映像から=右・ハミルトン(ナレーターが断言)&真中右・リジーン(髪型や服装から)&左・ラシャンス夫妻(夫は趣味がアマチュアハンター。隣にスキンシップを取る女性がいたため妻と推測)だろう

以上から10/1夜がクリ―族女性殺害日と考えられます。以下参考文献。ただ夜に狩りにでるのか問題やリジーンが気に入らないイギリス人ハミルトンとなぜ一緒にいるのか?謎は増える。まさか…この夜ハミルトンを殺害しようとしていたのか?

『REJEAN’S LOG』意訳

四人とは誰なのか?
【その2】アイスウォールから伝わる映像

アイスウォール

壁の前には村で凍っていた四人がいます。左からリジーン、ラモス、ラシャンス夫妻

上記四人はクリ―族の女性を殺した(間接的含め)人たちなのでウェンディゴの復讐にあいました。主犯格のハミルトンは家が集落から遠く離れていたため無事(医者にやられるまでは)

ラモスがなぜウェンディゴの被害にあったのか、その理由は敷地内に遺体を埋めたからでしょう。不思議なのは『CRAZY THOUGHT』にある記述。被害者は誰なのか?新たな疑問がわいてくる。以下参考

『CRAZY THOUGHT』意訳

この謎をご存じの方がいたらコメントで教えてください

♦ラモスはズボンが短め。シルエットだけでもわかりやすい。このとき加担しなければ…

墓地

ハミルトンを殺した犯人は…医者

ストーリー後半あきらかになる事実!雑貨屋で争うシルエット。帽子をかぶっている登場人物は一人しかいない

雑貨屋にて

ハミルトン殺しの動機…
①元々よく思っていなかったのは診察記録で分かる
愛を踏みにじった ←多分こっちなのだと思いたい

Dr.Claude Beaupreは亡くなった奥さんを今でも大切に想っている人物。診療所にハミルトンが殺したクリ―族の若い女性(遺体)が運び込まれ死亡診断するも報告を許可されず許せなくなったのでしょう。どうやって相手の恋人のことを知ったのかは謎。ウェンディゴになる前の若者が訪ねてきたのだろうか?

♦墓を掘り返し遺体を回収する前に医者の家に寄るのはありえる

墓堀返し
ポラロイド撮影すると目に見えないものが映りこむ

殺しの動機②「愛を踏みにじった」はロマンチックですが根拠は弱い。ただ①の気にいらないってだけではパートナーへの深い愛設定が活かしきれていない、今作で明かされないだけで②なんだと思いたい。序盤車のダッシュボードに嫁の写真を入れていたのもそのためなんでしょう?

♦イザベラの写真の裏に書いてあった文言は「you gave meaning to everything.」と前置きして以下が添えられる

ラスト

ハミルトンと雑貨屋で争ったときに「ポエム野郎」的なこと言われていたのはこれのせいでしょうね。共産主義のほのめかしもして煽ってしまうのはよくなかったね、ハミルトン。怒りに火を注ぐだけだよ

あなたが消えたとき、純粋さも消えた。わたしは風や潮流、氷や吹雪から純粋さを守るだろう

亡くなったクリ―族の女性を自分の大切な人に見立ててあのような行動にでたのでしょうか?そんな感情が怪物を創り出すのではないだろうか?と舟の上で呟く探偵であった

続編にこの医師やウェンディゴでてきそう…復讐相手のハミルトンは医師に殺されてしまったので怒りが収まらないと終盤アナウンスありましたものね。村に残ったお爺ちゃんも気になる。ナレーションが印象深く主人公の影薄い路線はこのままなのだろうか。遊ぶ時期は未定ですがゲームパスにあるうちに楽しみたい

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