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原作小説ウィッチャー【感想まとめ①】短篇・最後の願い

小説ウィッチャー最後の戦い
ゲーム以外
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「ウィッチャー3」やフルリメイクで発売予定の「ウィッチャー2」をより楽しむべく!

読み終わった小説の感想を少しずつ綴っていきます>>順番は時系列で追うため短篇集①②→本編1-5

後日ドラマ版の内容やゲーム内イベントも付けたし予定

ネタバレ注意!本を読んだけれど内容あまり覚えてない方に向いた内容です

<以下参考文献>

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ウィッチャー

©2006ウィッチャー3ワイルドハント攻略データベース

物語の舞台は美しい湖のほとりにある都市ヴィジマ。ここではテメリア(北方四王国の一つ)のフォルテスト王が政治を執り行っている

旧王宮では呪われた妹王女が化け物として徘徊しており犠牲者は増え続け…早急な対処が望まれるのだった

章タイトル=「ウィッチャー」とは何かを説く入門篇

北方の四王国=レダニア・ケイドウェン・テメリア・エイダーン

本章はNetflix・1stシーズン「3話 裏切りの月」で映像化されています。あわせてお楽しみください

理性の声1

短篇集1『最後の願い』では各話の前後に「理性の声」なる短い章が差し込まれる

まどろみの中「黒く大きい瞳・髪から漂うカモミールの香り」の海に沈みこむ男

>>本章「ウィッチャー」の前にはゲラルトがベッドにやってきた女性と寝ぼけまなこで交わるこの話が描かれている。相手は誰なのだろう?いきなり色男展開過ぎる(笑)

小説では「理性の声」は章だてされていますが数ページしかないので当Blogでは本編とセットで扱います

本章

場所:ヴィジマ

高額報酬目当てで仕事にやってきたウィッチャーのゲラルト

【テメリア・ポンタ―・マハカムを統べるフォルテスト王の布告】
ストリガを王女に戻した者に報酬3000オレン

じつは魔物退治ではなく人命救助優先の依頼

この話には裏があり、フォルテスト王が私生児をつくったせいで「呪い」を受けてしまい起こった出来事でした。呪いの対象は王ではなくお相手だったようで、母子は出産直後亡くなってしまう

夜の王宮に怪物が出現するようになり困ってる、満月の晩は特に狂暴なんだ。たすけて!
>>赤子が石棺の中で成長していた

Strigas / ストリガ
妊婦に呪いがかけられたときに生まれる怪物。胎児が助かることはなく、何年も後に怪物となって墓から蘇る。呪いの解除は埋葬地で一晩以上、夜明けまで棺の外で過ごさせる必要がある

胸糞案件なのが近親相姦(相手は実の妹・合意の上ではある)の果てに出来た子だったこと。王がこんなで周囲もドン引きです

旧来の慣習を守らず宮廷内の敷地に埋葬したらある晩成長した子が「こんにちは~~~!」してきた、と。言葉はしゃべれないけど勝手にお食事(人肉食い)だけして帰る吾子あこ

呪い解けてもこの記憶有ったら地獄じゃない…?「ヒョエエ」って思いながら読んでいたんだけど、王女を絶対殺すな!って言ってたフォルテスト王が「娘は苦しんでると思うんだ。無理そうなら…殺してくれ」的な事言ってきて涙でそうになりました

≪登場人物≫

フォルテスト王:くやしいことに美形。父はメデル。やり手の慢心家。戴冠後、実の妹アダ王女との間に子供をつくったせいで今回の事件が起こる。後に暗殺されてしまうがゲラルトとの会話をみる限りイヤな奴ではない

ヴェレラド:ヴィジマの城主。呪いの解除にはこだわらず、王命を無視し裏から手をまわしてでもストリガを退治しようとしていた

オスリット卿:アダ王女に思いを寄せていた王の側近。呪いの源は自分ではないと言い「兄妹の母親が…」と匂わせるも最期はアダ王女の子=怪物にやられ死亡

サスケ
サスケ

どなたが王女様に呪いをかけたのでしょうか?作中では断言されておらず想像する事しかできません。兄妹の母親か妹王女に横恋慕していたオスリットがあやしいとは思いますが…

オスリッドは国王の椅子に腰かけ肘掛けを撫でまわしている描写がある+ヴィジマには「ノヴィグラドのヴィジミル王を救世主と崇め自分たちの王だとする勢力がある」とゲラルトに言われ怒り出していたのがあやしい>>ノヴィグラドについては別の章で解説します

ただ当のオスリットは自身の呪いを否定し「2人の母親が…」と意味深なことを言っている。感情的になりやすい彼が嘘をつくとも思えず呪いの元凶ではなさそう!?

母親については名前すらわからず、あやしさ満点

時系列
  • 約14年前
    アダ王女出産

    赤子ともども死亡

  • 7年前
    ストリガあらわれる!

    満月の晩は特に元気

  • 現在
    元の姿に戻った王女

    首に深手を負うウィッチャー

≪ウィッチャーの行動規範≫
任務について他言無用

【まとめ】事件の裏には何重もの思惑が絡んでいそうなお話でしたあえて断定しない事で今後別の話にも繋がってくるのでしょうか。ウィッチャーと言っても色々なタイプがいること、ゲラルトは仕事熱心+思いやりも持ち合わせた人物だとわかるエピソード

ドラマ版「裏切りの月」との違い

Netflix・1stシーズン 第3話 

ドラマは3つのエピソードから構成されている
・イェネファー
・ゲラルト >>このパートのみ扱う
・シリ

・娼館に支払う金が足りず怪物退治
>>逃げないようローチは人質…

・怪物に息子を殺された炭鉱夫が王殺しの決起集会。そこで雇われる流れ

・魔法教会から怪物治療を任された魔女「トリス」登場
>>ドラマでは近親相姦情報は秘匿。何が起こったのかを知るため旧王宮に侵入するウィッチャーと魔女

・兄妹の母親の設定が足される!名前は「サンシア」王妃
>>王妃は堕胎を迫っていたが王女は拒否

・オスリット(ドラマではオストリット)が嫉妬して王を呪ったと白状
>>魔法使いから呪文を教えてもらいそれを唱えただけらしい。呪いの対象が妹→「王」に変わっておりストリガになる条件「妊婦に呪い~で生まれる」を満たせているのか疑問

・ゲラルトの首傷を手当てするトリス
>>ここは「理性の声2」に繋がる部分なのだが…

【まとめ】ドラマは面白いけれど白黒はっきり描くところが別物感ありますね。わかりやすいけれど想像の余地を残さない。人気キャラの「トリス」を早々に絡めてきて…こちらでも三角関係の予感。肝心のフォルテスト王は美形じゃありませんでした!(個人の感想です)

↓ゲラルト役のヘンリーが真面目に演技しているとき、背後のローチは草をはみながらウンチしてるNG集はこちら

理性の声2

ストリガの呪いを解き、エランダ―のメリテレ寺院に着いたゲラルトのその後が描かれる

首傷の縫合が下手だったので治療しなおしてもらうことにしたようだ。回復力の高いウィッチャーでも完治に数か月かかるらしく、その間イオラの術(女神の恩寵)で運命を調べよう~とネンネケから提案。良くない事に巻き込まれそうな異変を感じているらしい

渋るゲラルト。その後トランスしたのかはここではわからない

メリテレ寺院とは:現存する最古の宗教の一つ。女神は、処女、慈母、老婆の3つの形で崇められ表現される。主な拠点はテメリア国北東部のエランダ―公国の首都エランダ―にほど近い、寺院と修道院の複合施設。女司祭ネネッケが管理し、寺院学校もある。

<The World of the Witcherより>

場所:エランダ―はヴィジマの東にある。マハカム山脈の西。詳細は上のMAP参照

子供たちもでてくるのでこの複合施設にいるんでしょうね

≪登場人物≫

ネンネケ:メリテレ寺院の巫女で医術&調剤術にたける。少年時代のゲラルトを知るずんぐりした体型ながら俊敏な人物

イオラ:メリテレ寺院の巫女。青い目にそばかす+赤みがかった髪の持ち主。とある誓い(供犠くぎ)を立てたため会話は出来ない。人の運命を探るトランスの才能有

イェネファー:「理性の声1」で夢うつつの中イオラを抱いたゲラルト。どうやらイェネファーと間違えていたようだ

かに
かに

~夜明けに見た夢の中のイオラが「夢のまま(イェネファー)でいてくれなかった」ことに怒りを感じた自分を恥じ、さらにそう感じた自分自身を許せなかった~ゲラルトの内面描写がお気に入りです

私はゲームから入ったので「小説」を読んでいても脳内・山路和弘ボイスで場面が再現できてしまいます。小説も楽しいよ~!

【短篇集I・残りの章はあと5つ】
>>ウィッチャー 一粒の真実 小さな悪 値段の問題 世界の果て 最後の願い

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