自分の感性が枯れはてたやべー状態なんじゃないか、世の中の多数派になれなかった「不安」…今回はそんな話をしつつゲームの紹介をします
【特によかったところ】
プレイ体験を通して操作キャラの心情が伝わるゲーム性に驚かされた。詳細はネタバレありのほうで語ります
そもそも「ダレカレ」って何かというと…2025年7月に発売された個人開発のゲームで(講談社さんのバックアップあり)、斬新なゲーム体験から国内~海外で大ブレイク!
もとタイトルは「ダレとカレの」。少女が目覚めると部屋には知らないおじさんがいた…というくだりからスタート
♦オリジナルエピソードが追加された小説も発売中
ダレカレ【ネタバレ注意】レビュー&感想
筆者は評判&可愛らしい絵柄に惹かれ26年6月に発売されたiOS版を遊びました>>お値段はセールで500円くらい。気になったらネタバレをくう前に買って遊びましょ
♦開発者の紹介文
『ダレカレ』は認識の歪みを通して私の考える信仰心や愛を表現しようとした作品であることは間違いありません。作品をプレイしていただければ、なんとなく感じ取っていただけると思います。
ゲームクリエイターyonaインタビュー 『ダ・ヴィンチ』にて2025/10/16
英語タイトルは『and Roger』。英語だとはじめから男性の存在が匂わされています。開発者さんのPodcastを聞く限り終盤のわかりにくい会話は他の言語のほうが理解しやすい~と言っていました。語学が堪能ならトライしてほしい
♦このあと「おとうさん」ではなく知らない「オジサン」だと気づき脱走を企てる

女の子の発言を素直に受け止めることができません。それは幾つかの事前操作のせいで…
以下のあやしい画像がでてきてプレイヤーを翻弄
・メールアドレスの入力画面(入力できない)
・氏名の入力画面(入力できず)
なんかでボタン連打していくと画面にモヤがかかる、ほかにもひび割れる演出が入り胡散臭さ満点
♦ロボット検査&意味不明な選択
操作キャラの認知を疑わないほうがおかしいだろう
❶ペドフェリアに捕まった少女か
❷認知機能に問題のある主人公
二つの可能性を考えながらゲームを進めました
♦「オジサンの監視から逃げる」ミニゲーム

女の子がオジサンに下着を脱がされた描写は性被害のようにみせかけて…じつは介護!
なかには操作がわざと難しい「ミニゲーム」もあります。認知症患者の手間取る様子をプレイヤーにこれでもかと体験させてくる
暗闇のなか進み方がわからず5分ほど右往左往したり、歯を磨くだけなのにスムーズに行えずイラだつことも。認知機能に問題があるご婦人の感情もなんとなく理解できるようになった
♦日常生活を「上手く」おくれるよう「夫」は工夫をこらすが…

【三章構成】
・ボケた現代の妻(自己認識は少女)を操作
・過去篇で夫婦の出会い
・現代の夫視点
多くを語らず。「操作(インタラクト)」をつうじて状況を理解できる素晴らしい作品でした。それでも「涙」はでません
共感できず「心」に響かない
「共感」ができず、悲しいかな筆者の「心」に響かない
例)若いころの描写。デート前に鏡をみている姿から眼鏡っ娘だとわかります。それなのに…それなのに!わざわざ眼鏡を外して(コンタクトにしたのかもしれない)デートに行くんですよおお
♦オシャレに眼鏡はNGの感性が理解できない

すこしリアルの話をすると…日本橋が勤務地だったころ筆者のデスクの隣にいた麻布⇒東大物理出身の男性が「合コン&可愛い女子のいる飲み会」へ行くとき「眼鏡からコンタクトレンズ」に変えていた(いつも)
昭和の少女漫画も芋くさい女子がオシャレっ子に変身する表現でよく使われる手口ですが眼鏡好きなので理解できません。眼鏡の似合う女性(男性)が好きなのは少数派なのだろうか。悲しい
♦オシャレの成果か二人は意気投合し結婚へ

歳を重ねる二人。女性が鏡をのぞくと…そこにいるのはお婆ちゃん。変質者にストーキングされていると思った女の子=認知症のお婆ちゃんだと「鈍い人でも気づく」仕掛けがほどこされている
そして自分の罪を告白する夫。このシーンも共感できなかった。女殴ってんじゃねえぞ、と
♦妻の介護に疲労困憊。暴力をふるってしまう夫が理解できない

理解できない、できないのですが筆者は心の狭い奴なので似た状況に追い込まれたら同じことをしてしまう可能性もあります。けれど擁護できない
どこからともなく男塾塾長「男なら死ねい」の一文が聞こえてくるような…
♦ゲームではトイレの失敗話もでてきた。ゾッとする

親戚の家の話になりますが…痴呆症の義母が自分のウン●を「大切に」箪笥の中へ隠したり、壁にぬったりしていたらしい。壮絶な介護の話を母伝いに聞いた記憶がよみがえる
身近にある認知症ですが自分の身に起こったことではないせいか?共感ができないのよね。多数が「涙」を流すこの作品で泣けないのは悲しい(このゲームを遊んでいる多数も介護未経験じゃないかな)。もしかしてサイコパスなのだろうか
さいごは聖書の引用がでてきます。これも押しつけがましい「愛」だと感じてしまって
♦開発の方は牧師家庭で育ったそう

・愛があるから苦しんでいる⇒わかる
・愛はあるけど暴力をふるってしまった(一度ではない)⇒え?わからん
そもそも本当の愛なのかあやしい。じつは自分が可哀想になって言い訳している男(自己「愛」つよい)の話だとしたら…筆者好みの展開なのだけれど
「涙」がでてこないのはその匂いを感じ取ったからかも。開発のかたは「最後が誤解」されやすいとおっしゃっているので引用しておきます
ダレカレが「愛が全てを解決する」という話だと思われるのは結構不本意なんです。表現してきたことはある種その逆のことなので。ただそう思われてしまう理由も最近は結構わかります。人間の愛の足りなさを描いていたところに、急に「愛」がドーンと来たと思えばそりゃモヤる・・・最後の表現が圧倒的に伝わりづらい問題を抱えているようなので、どうにかもう少しわかりやすく修正できないものかなと思っています
旧Twitter 午後5:52 · 2025年8月26日
愛はすべてを解決しない…そこからうまれる苦しみがテーマなのでしょう
ノベルゲーではありませんが読解力が必要な作品でした。開発者が影響を受けた&好きな作品だという『Florence』は未プレイなのでそのうち遊んでみたい。この作品も世間の評判いいんですよね
とあるインタビューでは「映画の脚本を書いてみたい」とおっしゃっていました。これからの活躍が楽しみなクリエイターさんです
「ダレカレ」のレビュー&感想は以上!
\\お気軽にコメントどうぞ//
≪著作権≫この場で使用しているゲームの動画像は以下に帰属します
©TearyHand Studio LLC / Kodansha Ltd.



コメント 【承認制】反映にお時間いただきます
眼鏡が似合う女性、良いですよね!
私も大好きです!
認知症の方がアレを大切にしまったり、壁に塗るのは典型的な行動ですね😂(仕事柄分かります)
どんな時でも力の強い男が女性に暴力を振るうのは無しですね…
今回のログも見応えありました!
ありがとうございます。
ひろさん、読んでいただいて&コメントまでありがとうございます
眼鏡いいですよね💛開発の方のインタビュー&受賞パーティーみるに眼鏡コンプあるのかも😭
身内の介護で心身疲弊しブチキレる前に福祉を頼って欲しい、と思ってしまい
ゲームに登場した男性も一人で抱え込みすぎだろうと突っ込まずにはおれず…
抵抗しないボケた老女に暴力はDV気質あるんじゃないの、と疑わずにはおれませんでした