考察する題材は2つ
①「マクスウェルがヤン達のオリジナルではないか」
いつから主人公がオリジナルだと錯覚していた?
②「暗号メールの解読」
エンディング後半一瞬映るメールの意味を考える
オルターズのオリジナルはマクスウェル説
オルターのことを知るにつれ「主人公の存在の危うさ」が気になった方も多いのではないだろうか。筆者はまず「サイエンティスト」と「マクスウェル」に類似性を感じました。この二人が直接話した方が早く物事が解決するだろうし、初老?の紳士の外見がヤン・ドルスキーに似ていることも引っかかります
♦なぜいつまでたっても音声通話しかできないのだろう

まず骨格が似ている。生え際~額の雰囲気に髭まで…大画面での映像通話では類似が隠しきれないため、あえて音声通話にしているのではないだろうか。特徴である「こめかみの大きなシミ」があればひと目でプレイヤーに理解できてしまいますね
右眉にある傷跡はどうでしょう。公式のマクスウェルイラストを確認すると傷はないがシミは…あるような、ないような。カラーレンズが邪魔で分かりにくい
Once you come back with the remedy for Earth's ailments – nobody will think of punishing you for how you got it.
— The Alters | OUT NOW 🐑 (@altersgame) June 7, 2025
~@DCockle #TheAlters are coming on June 13 pic.twitter.com/O7WzXhF2cy
ただ眉の傷は『Art Station』にあるコンセプトアートをみる限り、初期の設定資料で傷のないオルターも多く描かれています。完全に否定できる材料ではないでしょう。リンクを貼っておくので興味があればどうぞ ⇒ Expert Concept Artist「11 bit studios」リンク
≪ヤンがアライ社で働くきっかけとマクスウェルの接点≫
レナとの離婚後みかけた「宇宙採掘」の仕事に応募。マクスウェルは「プロジェクト・エラ」を会社に潰され「採掘部門」に左遷されている。ある程度権力はあるだろうから、主人公をつくり職に据えることも可能だろう(レナがM元嫁のクローンだったら面白い)
どうやってクローンを作ったかは…過去に一度ラピディウムを地球に持ち帰れずベースの中で消滅してしまった話を聞かされた。じつはマクスウェルがこっそり入手していたとか、どうでしょう
自身のいろいろなクローンを惑星に何度か派遣していたんじゃないかとも思えて。そこかしこに落ちている「パラシュート付き荷物」「ポッド」の数が多すぎませんか

物語序盤には意味深な会話もありました。過去行ってきた実験ではこの地で作ったクローンの障害を突破できなかったのか?そこで何者でもないただの一般人をつくってみたら偶然成功したと思っていそう
M「君のオルターたち…少なくともその一部と君との間で、利害の対立が起こる可能性がある」
J 「何に?」
M「難しい決断を下すことに」
ラピディウムの回収&惑星脱出が成功したのはヤンが新たな視点を得たから。PlayStationのプラチナTrophy名は「シンギュラリティ」でした。「AI」進化の問題で有名な言葉で、自己フィードバックを繰り返した結果「人の知能を超える」能力を指します。オリジナルだと思っていた主人公がクローンであることの暗示ではないかと妄想
【アチーブメントについて】XBOXやSteamにある「実績」にはプラチナ🏆トロフィーにあたるものがありません。ネタバレのような画像が使われていたり、意味深なものもあるのでPlayStationで遊ばない時はチェックするようにしています
≪ラピディウムの力とサイエンティストの気づきとプレイヤー≫
ストーリー後半サイエンティスト「秘密のお散歩」イベントをこなすと彼から不思議な説明を聞くことになります
サ「何らかの理由により死ぬ前の状態が記憶されており、生まれ変わった後に続きが始まる…前へ、前へと…絶え間なく進んでいる。この星系の死の圧力に抗う、命のリレーだ」
ラピディウムの不思議な力で起こっているという風な説明でしたが、捉えようによってはプレイヤーの存在もにおわせています。主人公が死なないよう別の可能性を試し何とかヤンを生き延びさせようとする…メタ演出をするようなストーリーではないのでこれは考え過ぎでしょう
毎回クローン派遣しているのではなく、PS5の傑作SFゲーム『リターナル』と同じパターンの可能性もあります。死んでも復活してしまい謎の惑星アトロポスを攻略させられている…と。ヤン達の荷物がその辺に落ちているのはセレーネのボイスメモがそこら中に落ちていたのと似ている
ゲーム開始で暗示される一編の詩。トーマス・トランストロンメルの幻想的なイメージが上記の作品たちとマッチしていて素晴らしいです。もっとこの世界に浸っていたい!DLCはやく~
♦氏は2011年にノーベル文学賞を受賞していますが日本ではあまり出版されていません

≪主人公とマクスウェルの違いは会話から明らか≫
以降は考えがまとまらないのでDLCで新しい情報がくるまで書き散らしておきます。Act3で物事の捉え方に変化が訪れるヤン「俺自身を…正しい選択のできる自分に変えようとした。~思ったより単純なことじゃなかった。間違った選択だと思ったものが…客観的に見ると正解だったりする」
いっぽう視野の狭いM氏「オルターは量子シュミレーションにすぎないのだぞ。計算結果を、人間の形をした肉体に転写しただけのものだ」ヤンがクローンならただの肉塊にしか思ってなさそう
Mがなぜこんなことをしているかというと、過去の自動車事故がきっかけでした
「君は探偵小説を読むかな?犯人は必ず二つの物を持っている。動機と手段だ。」自分で言ったとおりマクスウェルには動機も手段もあります。「置き換えるのは何も過去である必要はない…未来を置き換えることができたらどうだ?」え???未来にまで手を出せる物質だったのですかあれは
「人間の統合された精神の一部…理想的な人生を選んで生きられるとしたら?何百万年もの間進化のなかった人間の認知機能を、進化させるのだ」「原始のスープより這い出て以来の究極の進化。ラピディウムをそれ以外の用途に使うなど、人類という種に対する裏切りだとは思わないか?」
はじめは碇ゲンドウタイプ(ユイ命)なのかと思っていました。違った。嫁は離れていっただけで亡くなっていません
≪サイエンティストとマクスウェル≫
この二人が少し話しただけで全てを察してくれそう。サイエンティストの人生では教えていた学生が見事な功績を残し、マクスウェルとルーカスの関係を漂わせてもいた。通話であれだけルーカスやマクスウェルの過去話を聞かせるからには何か意図があるはず
とここまで妄想を膨らませてきましたが、マクスウェルの声優がAlex Jordanではないため(Alexだったら完璧でした。ヤン父の声も彼が担当していた)そういう設定はあったけれど開発がすすむにつれて濁していったか、開発時間が足りず削ってしまったのではないかと予想
エンドロールでの声優並び順(重要度)…ヤンたち・レナ・マクスウェル・ルーカス・アガサ
彼については以上です。ヤンの声優についてはこちらの記事で詳しく解説しています⇒記事リンク「120時間遊んだ『The Alters(オルターズ)』レビュー」
エンディング考察
暗号解読の前にお気に入りのボタニー君を紹介しておきたい。数あるエンディングの中で筆者のお気に入りは「レナに嘘は付けないボタニー狂気」エンド。オリジナル・ヤンの同意を得て交換した第二の人生、妻であるはずのレナ(オリジナルの元妻)と再びの人生を歩むべく近づく
≪ボタニーが可愛いって?ああいう奴が狂気隠してたりするのよね≫
オリジナルや他のオルターズの手前「みんなのことはルーカスの自動操縦で助ける」「救助隊は睡眠ガスでぐっすり眠らせるさ」そんな約束をしていたにもかかわらず裏切るボタニー。…救助隊をベースごと爆破。オルターズは会社に引き渡す。これでレナは俺のもの!
エピローグ
アライ社のミッションでラピディウム発見。新設されたラピディウム技術部門によって試験および検証が行われ、利用が承認されました。プレスリリースによると、この新部門はアライ社の研究部門で豊富な経験を持つバイオテクノロジー技術者、レナ・バーグ博士によって運営されるとのことです。またアライ社はラピディウムを非営利組織と共有することも公表しました
♦レナからの電話にでるボタニー

≪二人の会話を一部抜粋≫
「自分でも迷ったんだけど…同じプレスイベントに二人とも招待されたみたいだから。ラピディウムを地球にもたらした男、ヤン・ドルスキ…あなたのことを知りながらそう呼ぶの、まだ変な感じ」「俺となら絶対にすべてが変わる」
「本当のことを言うのは勇気が言ったでしょ?人前でそうしているように、彼のふりをするんじゃなくて」「君に嘘はつけない」
「元旦那があなたと入れ替わりたいと言ってたって聞いたけど…全員救助船に乗ってたんじゃないの?」「全員乗ったよ」
「船をハイジャックするって話は?安全な場所に逃げるためにって、ヤンに頼まれて神経インプラントの追跡をとめたんだけど…ヤンはその計画を諦めたの?」「諦めたのは俺だ」
「ヤンと他の人たちを会社に譲り渡したっていうの?自由になれたのに?」「俺は君を想う一人の男だ」
このあとレナからは何言ってるの…二度と関わりたくない!と電話を一方的にきられてしまいます。出かけるべく静かに玄関前の鏡をのぞくヤン怖すぎます(爆笑)…このあとレナも出席するイベントに行くんですよね?ホラー展開だよ

SFC版『弟切草』のマルチエンディングにて。燃えさかる屋敷を脱出!このとき間違えて恋人の双子の姉(すべての元凶)の手を取ってしまい…外でひと息ついたときに崩れ落ちる屋敷の中から恋人の絶叫が聞こえた以来の衝撃かもしれない(喜んでる)
以下受信したメールをみていこう
暗号メールの解読
筆者は考察好きなのですが暗号解読は苦手です。海外の有志が解析した情報を参考に書いていきます⇒暗号解読YouTube動画リンク
♦ボタニー狂気ENDの続き(全てのオルターを犠牲にした場合)

アルファベットに解読:As I feared all tracks have been covered up. I m sorry, jan but it looks like the corporation has disposed of your Alters on the QT and left no traces
適当翻訳:恐れていたとおり、すべての痕跡が隠蔽されました。申し訳ありません、ヤン…どうやら企業はあなたのオルターを秘密裏に処分し、痕跡を残さなかったようです
オルターを犠牲にしても良心の呵責からか?彼らの行方を調査していたようだ。差出人はたぶん調査員
もっともこのエンディングのヤンは「元主人公のヤン」を抹殺したいだろうから別の意味合いにもとれる。アイツをこの世から消さないとレナは俺のものにならない!とかね。処分されたことを知ったらほくそ笑むだろう。筆者はそんなボタニー君が好・き・だ!
暗号は全三種類。ほか二つは以下のとおり
♦自分はどうなってもいいからオルターを逃がすEND

アルファベットに解読:Reached next destination safely Still no sign of corpo sleuths Good reason to party Wish you were here
適当翻訳:次の目的地にぶじ到着。まだ捜索隊の姿は見えない。パーティーをするいい機会です。あなたがここに居てくれたら良かったのに
逃がしたオルターたちは無事だと報告がくる。差出人は「J」とあるのでヤンたちからか。主人公は裁判へ向かう。ルーカスやレナの好感度次第、ベースの爆破なども加わりバリエーション豊富。マクスウェル、アイツが悪いんですよ、ワタシは過酷な状況で精神錯乱していましたと罪を擦り付けることもできます
♦マクスウェルさまの意志に従いますEND

アルファベットに解読:The Trail ends in Maxwell’s lab. But I can’t dig deeper. The place looks more like a military base than a scientific facility. Jan Extremely well protected -Im afraid my job is done here
適当翻訳:痕跡はマクスウェルの研究所で終わります。それ以上は探れません。ここは科学施設というより軍事基地のようです。非常によく守られています、ヤン…残念ながら私の仕事はここで終わりです
マクスウェルの勧めるとおりに脳組織の移植をし、脱出時何もしないでいた場合。主人公のヤンはマクスウェルがよこしたプライベートジェットに乗り彼のいる研究所へ向かう。エージェントの話ではオルターたちについて何も明かされず「もし主人公のヤンが実験体になることに同意」すればより詳細が明かされるかもと言うのみ
ルーカスは故郷に戻っており着信拒否。世界の状況は変わらず、ラピディウムを独占したマクスウェルだけが目的を果たした終わり方となっている。差出人の「J」は調査員だろう
≪サイエンティストENDはまだなのか≫
ここまでくるとやたら特別扱いされてきた「サイエンティストEND」が欲しくなってきます。DLCまでお預けなのだろうか。惑星に置いてきたその後を教えて欲しい。サイエンティストのことを多く取り上げていますが筆者のお気に入りは「オシャレなゲイのリファイナー」です。よろしくお願いします(なにを笑)
皆さんのお気に入りはどのエンディングでしたか。おもしろエンディングを見つけたら教えてください
\\お気軽にコメントどうぞ//
≪著作権≫この場で使用されているゲームの動画像は以下に帰属します
©11 BIT STUDIOS S.A.

コメント 【承認制】反映にお時間いただきます
こんにちは、the alters 傑作でした。何かのイベントが起こるにつれて量子コンピューターの中核記憶が作成されていたので、ゲームの世界自体が別の量子コンピューターの中で、シミュレーション仮説というか、世界が入れ子構造になってるのかと思ってました。私も全クリしたのですけどマイナーが急に死ぬの理不尽すぎ笑
こんにちは。あまり話題になっていませんが傑作でしたね
「中核記憶」の形成は直接物語には関わってきませんが、意味深!その考えも面白いです。量子コンピューターが優秀すぎて…何でもできそう
マイナー死にやすいんですね。私はエンジニアがグチグチいってくるのが地味にストレスで…必死におだてて回避できたみたいです😂あぶなかった
上のコメントの者です。おそらくかにさんが言うように過去に惑星に何度も別人格のヤンが来ていたんだと思います。最初にラピディウムからオルターを作れと指令してきた謎の人物はAIで、後に通信してきた人間はすべてAIと量子コンピューターがシミュレートした人格なんじゃないかとふと思いました。顔写真だけで通信していたのは実体がないからだったりして・・・
量子コンピューターからオルターを生み出す行為は言い換えると「別の宇宙で生きていた自分を引き寄せている」行為なんだと思います。その行為がアノマリーを照らすと別の次元宇宙から植物のようなものが現れる現象と重なってるんじゃないかな~、とか思いました。
私もはじめは地球側の実態がないんじゃ…と想像していて。エンディングでヤン以外の人物は登場しませんが、お迎えが来て「地球」でのその後が語られていたためbokudoさんの案は書きませんでした。けれどあり得なくもないのがこのゲームの面白いところですよね
別次元の巨大な植物は、あの場に置いてきたサイエンティストが次のDLCで栽培していそうだなって思っていました🤭